ビッケイ占星研究所所長の太田ユキノです。
西洋占星術で、2023/3/21～の1年間、この日本という国がどういう流れになっていくかを読み解いてみます。
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使用するのは2023年の春分図。
■今年の日本の春分図
ちなみに2023年の1月にスイスで行われたダボス会議では、世界的な景気後退への懸念が高まっているという調査が出たもようです。
今回は世界経済というよりも日本という国だけをピックアップ致します。
■12ハウスの強い1年
まず今年の日本という国…正直あまり良い雰囲気はしません。
何だか裏でコソコソとしているというか、どんよりしたムードが漂います。
何か…パッと見は怪しいっていうような雰囲気のチャートですね。
裏街道の人間…みたいな笑
太陽は12ハウスという【秘密の部屋】にいますから、やはり何らか不都合な真実を隠し続ける…というような、あるいは隠ぺいというようなイメージがあります。
必死になってフタをするような問題を抱えるみたいな。
もちろんどの国にも国家機密というものはありますので日本だけがっていうわけではないのですが。
またメディアを意味する水星、大衆国民を意味する月も同じように12ハウスに入っており、更に言うと海王星も12ハウスにいますね。
海王星は例えば薬物、詐欺、スピリチュアル、集団的な幻想など非現実的なものを意味します。
太陽もメディア(水星)も何か隠ぺいしたい・蓋をしておきたいもの(12ハウス)がある。
それは何らかの薬害(海王星)というものなのかもしれないし、そういった隠しておきたいものに大衆(月)も必死になって暴こうとするでなく、その渦中にいるような。
12ハウス＝病院・内なる敵という意味もありますので、体内の敵(海王星12ハウス)…というものが大衆(月)を病院(12ハウス)へ連れていくのかもしれません。
月は女性も意味しますから、女性特有の病気の問題も目立つかもしれません。
もっと言うなら試練と負荷の土星も12ハウスです。
土星は年長者＝国民で言うところの高齢者を意味しますから、それが12ハウス＝超過死亡率も更に上がっていく・・・・と考えるのは飛躍し過ぎでしょうか。
今年は12ハウス色が強いチャートです。日本・・・大丈夫でしょうか・・・。
いや、大丈夫ではないんですけども。。
■国内旅行は盛り上がりそう
気になるのは3ハウスの火星です。交通面・国内の輸送・物流においての盛り上がりといったところでしょうか。
盛り上がりというのも単純なポジティブな意味での規制緩和とか、ここの分野に明るい兆しっていうもので出るとは限りません。
火星はパッションの星ですから、悪い方向に考えると物流・輸送におけるトラブルや事故が多発するとか…国として物流の問題に他のことよりも強く取り組むということかもしれません。
満員電車、交通渋滞、暴走事故、煽り運転…それらの問題はまだまだ今年も続くでしょう。
もしくは良い意味で考えるなら、コロナ狂騒曲がようやく終わって、みんながバーッと旅行をするなどで国内の移動が活発になるという感じでしょうか。
■マスコミも過熱活発化か？
また3ハウスはマスコミも意味します。
なので、良い意味で考えるならマスコミによる何らかの報道が過熱する→3ハウスのルーラーは水星で、水星は12ハウスにいますから…良い意味で「闇・隠ぺいされていること」を暴くために、マスコミの人間が情熱を注ぐ…ということも考えられます。
というか考えたいです笑
マスコミの報道がハードな方に過熱しないことを祈るばかりです。
火星は戦争とかテロとか物騒なものも意味しますので、良い意味でジャーナリスト魂を持った人たちが奮起してほしいところですね(^ω^)
3ハウスを他国・特に隣国との関係と考えるなら、火星っていうのはバチバチな星なので…穏やかな雰囲気はしないなぁと。
救いとしては1ハウスという国民・世論を意味する部屋には、金星と木星という幸福の星が入っていることです。
定義的には国民にとっては笑顔になれる環境が整うのかなとは思うんですが、現実的にどうなんだろう？と思うんですね。
しかも金星、木星が入っているとは言え、他の星とややハードな角度形成をとっているので手放しで喜べるような雰囲気はしません。
また、現実的に考えると電気代がどうとか税金とか社会保障がどうだとか…正直国民が笑顔になれるか？っていうのを考えると、うーん…っていう感じですよね。
コロナがＧＷ明けに5類に引き下げられるということですから、そこで国民たちが多少なりとも晴れやかな気持ちになれば…とは思いますが。。この期間は水星逆行もありますし。
ですが基本的にはやはり国民は重要なこと、重大なことは知らされないでしょうし、イメージで言うと家の中で白アリの被害に遭っていることに気付かないまま、家族団らんみたいな。
■隠される言葉や大事な情報
国民間のコミュニケーションという点で考えるのなら、匿名でのSNSでの問題は良くも悪くも活発化しそうですし、そもそも人々の声だったり、情報が「表に出てこない」という意味も考えられます。
先ほど言った3ハウスの火星、良い意味で人々や世論とかメディアによって議論やコミュニケーションが活発化すると考えたいところですが、同時に12ハウスの水星は「裏でコソコソ…」っていう意味合いも同時にあるのです。
ポジティブに考えるのであれば、裏でコソコソとやるようなことは「誰かが、何かが隠したいものが暴かれる！」っていうものになって、それで表で議論が活発化するっていうものになればとは思いますね。
■冥王星水瓶座時代が2023/3/24～始まる！
ここからは冥王星についてお話していきます。
2023年3月24日に冥王星が山羊座から水瓶座に移動。
その後、冥王星は逆行して、2023年6月11日に水瓶座から山羊座へ戻ります。
その後、再び順行となり2024年1月21日に再度山羊座から水瓶座へ移動します。
そしてその後、またもや逆行して2024年9月2日に水瓶座から山羊座へ移動。
2024年11月21日に最終的に山羊座から水瓶座へど移動します。
2023年の3月～2024年11月にかけて、星座間の移動が生じるということです。
こういった遅い星が星座間を移動する時、社会的に大きな出来事が起こりやすいと言われています。
有名なところでは東日本大震災の翌日に天王星が魚座から牡羊座に移動したっていう話ですね。
天王星はその「変化」の意味から、地震を意味する星とも呼ばれています。
今回は冥王星ですから、冥王星が入る星座が意味するものが一回全部破壊しつくされて、更地になって全く新しい何かが生まれる…というような意味で考えられます。
■前回の冥王星水瓶座時代に起きたこと
ちなみに前回、冥王星が山羊座→水瓶座間を移動し、冥王星水瓶座時代になったのは1778年頃～1799年頃まで。
18世紀の終わり頃という感じです。
この時期に世界で起きた大きな出来事は…
時期は少しさかのぼりますが1776年7月4日にアメリカ合衆国が独立宣言。
その後、1783年にはイギリスがアメリカ合衆国の独立を承認しました。
水瓶座は自立心・独立心、個と自由を象徴する星座です。
当初イギリスの植民地であった住民たちは、冥王星の意味する「破壊と再生」…戦争によって破壊し、その後独立宣言をするという再生を達成しました。
1789年からはフランス革命が起こります。
当時、財政難に苦しんでいたフランスでしたが金持ちは税金の負担が小さく、それを補填するように一般市民への増税負担が強まっていったと…。
それがいわゆる上級国民への不満に繋がったということです。政府VS国民の構図です。
フランス革命は民衆が自らの権利と自由のために絶対王政であった古い体制を破壊し、その後ナポレオンによって新しいフランスへと生まれ変わったという事です。
■冥王星水瓶座時代は全世界共通
この冥王星水瓶座時代というのは全世界、全人類共通のものなので特定の国に限った話ではありません。
今回は日本という国を中心に考えてみます。
まず水瓶座が意味するところは「進歩的、未来的、独創性、個性、風変り、エレクトロニクス、コンピューター関連」などを意味します。
ちょっと前に「風の時代」っていう話を聞いたことはありませんか？今は「個」の時代なんですよ。
「個人の権利、個人の自由」など、個人がそれぞれ自分の色を出していく時代を今、人類は生きているのです。
ですからそういった「個」の権利が冥王星によって破壊されると考えると…冥王星の強制力は私たちを縛り付けるものになるということなのかもしれません。
これからの約20年、我々は個人の権利や個性というものを破壊されて、締め付けられ…アメリカの独立戦争やフランス革命のような出来事によって、新しい「個人の生き方」「個人の自由」を手に入れるという出来事を経験するという考えも出来ますね。
ちなみに冥王星が現在の山羊座に入ったのが2008年の翌年、日本では自民党から民主党へと政権交代となりました。
山羊座は「ルール、規律、政府」などを意味します。そこに破壊と再生が生じたということで、この国の政府の刷新が政権交代として表れたのでしょう。
とは言ってもまたもや自民党政権へと移りましたが。
■冥王星は1回全部更地にして新しいものを創る
また水瓶座はイメージで言うと伝統を大事にする保守！ではなくて、すぐには理解され辛い進歩的で未来的なものなどを象徴します。
AIやメタバース、人工知能、最近では高性能のチャットボットなどが誕生してきています。
通常の水瓶座的な意味合いで考えるのならば、時代とともにそれらが更に発展していく…と考えられます。
ですが冥王星はそれらを1回全部破壊する。
冥王星は強制力を意味しますから、強制的にそういったものが潰されるとか禁じられるとか…あるのかもしれません。
インターネットが禁止されるっていうことは無いと思うのですが、風の時代における「コミュニケーション」というものが破壊というか、終焉を迎えるのか？
水瓶座の象徴する何かが、冥王星によって強制的に潰されて、新しい何かが生まれるのかもしれません。
更地になった後に全く別なものが…。
そして冥王星は「権力、暴力、破壊と再生、それから原子力、プルトニウムを意味します。
我が国での喫緊の課題とも言える原発の問題も冥王星と無縁とは言い難いですね。
今、電気代がどうのこうので原発を動かせー！って言ってる人いますし、長期的な視点で考えるとそういうところのリンクも考えられます。
これからの20年間、日本だけに限定した話ではないんですが…やっぱり大きい破壊と再生、死と誕生というものが世界的なレベルでの出来事として起こるのかなという予測は出来ます。
もちろん日本だけの毎年の春分図を見て、どうなっていくのかというのと併せて考えなければいけませんが…。
といったわけで西洋占星術の視点で今年の日本がどうなっていくのかを読み解いてみました。
良い面は当たれば良いけど…うーん…。
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